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S&P500投資における為替リスクとは!? | 為替ヘッジはするべきか
「為替リスクはご存じでしょうか?」
海外の投資信託や株式に投資するときに必ず目にするのが為替リスク。
今回は、為替リスクにまつわる記事を以下の3点の順で紹介していきます。
- 為替リスクとは何か
- 為替ヘッジをするメリット
- 為替ヘッジをするデメリット
海外の資産に投資をする場合、為替リスクを考慮に入れないと、気付かないうちに、損をしていた!?なんてことも。
余談ですが、投資には入り口もあれば、出口もあります。今回は入り口の説明ですが、出口もしっかりと考えておきましょう。
為替リスクとは何か?
為替リスクとは、海外の投資商品に投資する際の為替変動のリスクのことです。
例えば、株価が変わらなかったとしても1ドル100円のときと、1ドル90円のときでは、円で比較すると10%も価値が変わってきます。
日本に居住している方々は普段の決済通貨は日本円ですから、日本円で考えて資産がいくらなのか、を気にするでしょう。その日本円での価値が上下することが為替リスクといえます。
そのため、s&p500などの米国株式とtopixなどの日本株式を比べる場合は、円換算して比較する必要があります。
為替リスクのヘッジをするには
為替のリスクを受けない方法があります。
みなさんも、「為替ヘッジあり」と書いてある銘柄を見たことがあると思います。
この、為替ヘッジありの銘柄を選択すると、為替の影響を受けずに済みます。
為替ヘッジを行い、為替での収支は固定させておきたい、という場合はこちらを選択します。
為替ヘッジありのデメリット
為替ヘッジをすると、当然その分の手数料が掛かってきます。ファンド運営側が為替ヘッジのために動いてくれていますからね。
しかし、最近では手数料の掛からないファンドもあり、それほど気にする必要はないでしょう。
また、為替ヘッジありにするということは、日本で生活している私達にとって日本円しか持たないことになります。
実は、この状態もある意味、日本円の為替リスクを背負っていることになります。
現在はデフレが続いている日本ですが、近い将来インフレになった場合日本円の価値は下落します。
(そもそも日本政府、日本銀行はゆるやかなインフレを起こすことが彼らの達成目標であり、このデフレの状況は異常状態なわけです。)
そこで、外貨建ての資産を持っていると、将来のインフレに対するダメージも少なくて済みます。
すなわち、外貨を含めた分散投資として「為替ヘッジなし」を選択するのも一つの手段として考えられます。
分散投資は投資そのもののリスクヘッジの基本ですからね。
まとめ|為替リスクには十分注意しよう
ここで今回の記事をまとめます。
- 為替リスクとは海外の保有資産が為替により影響を受けること
- 為替の影響を受けずに資産運用をしたい方は「為替ヘッジあり」を選択する
- 外貨資産を持つことで日本のインフレに対応できる
以上です。
私の意見としては少しぐらい外貨資産を持つこともありだと思います。