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NISA・つみたてNISA、なにが違うのでしょうか?
NISA制度についてどのくらいご存じでしょうか。
NISAとは、小額投資非課税制度のことです。
「NISA制度ってお得なことは知っているけど、少し複雑でわかりづらい」
と思っている方は多いのではないでしょうか。
NISAは2種類あります。年間投資枠だけが決められているものとつみたて型のものです。それぞれの違いを把握したうえで始めることが肝要でしょう。
長期投資に適した投資としては、インデックス投資があげられます。インデックス投資であっても、NISA制度を活用するにしても、つみたてかそうではないか、はご自身の状況によって決めましょう。
NISA制度の概要
まず、NISA制度について解説していきます。
株式や投資信託をする場合は通常、一般口座若しくは特定口座のどちらかを開設します。
しかし、NISA制度を利用して投資をする場合は、NISA口座を開設する必要があります。
一般口座もしくは特定口座では、株式や投資信託で得た配当や売却利益には20.315%の税金が掛かりますが、NISA口座では非課税となるためです。
非課税の口座を別に設けているわけですね。
次に、NISA口座を開設した際に、NISAもしくは、つみたてNISAのどちらか一つを選択する必要があります。次章からその違いを見ていきましょう。
そもそもどのファンドに投資したらいいのか、それを考えるためには、頻出用語をしっかり把握して、自分がなにに投資をしようとしているのか、自覚することが必要です。
S&P500に従うのか、ダウ平均に従うのか。
それとも、インデックス投資かETFか。
つみたてNISAの特長とは
つみたてNISAの主な特徴としては以下のものが挙げられます。
- 1年間に投資できるのは40万円まで
- 投資対象商品は金融庁が厳選した比較的優良ファンドのみ(181銘柄)
- 最長20年間運用が可能
- 投資可能期間は2018年~2037年(法改正で2042年まで延長)
つみたてNISAはその名の通り、積立投資に向いている制度です。
比較的優良ファンドが多く、リスクが低いので投資の入口としてはおススメの制度です。
それに対して、一般NISAは法改正により大きく変化しました。
一般NISAの特徴とは
新・NISA(2024年以降)の特徴として以下のものが挙げられます。
- 2階建ての構造となり、1階部分では年間20万円までの投資枠があり、積立投資限定となる。
- 1階部分に投資したうえで2階部分への投資が可能となる。
- 2階部分では年間102万円までの投資枠があり、一括・積立の両方が可能となる。
- 1階部分ではつみたてNISAと同様の銘柄を扱い、2階部分では上場株式や、REITなども投資可能となる。
一般NISAでは、投資経験者は1階部分免除などのルールから、ある程度投資経験がある人を求めていると思われます。
また、つみたてNISAに比べてハイリスク・ハイリターンの商品もあり、初心者にはやや銘柄選びが難しいです。
まとめ
一般NISAか、つみたてNISAを選ぶ基準としては、
- 投資経験
- 投資資金の量
- どいった商品に投資するのか
以上が挙げられます。
NISA口座自体は投資を非課税で行うことができ、非常に素晴らしい制度です。
投資を始めようとしている方は、ぜひ活用してみてください。