
目次
Contents
インデックス投資を成功させるにはどうすれば良い?
近年、インデックス投資は運用にかかるコストが安い、アクティブ投資と比べて利回りが良い(長期投資の場合特に)などの利点から、長期的な資産運用をしたい人向けに人気の商品になっております。そんなインデックス投資を成功させるにはどうすれば良いのか、解説していきます。
大事なのは心構え、かもしれません。
失敗事例
まずは、慌てて動いてしまった結果、失敗してしまう事例をご紹介します。
例えば、今回のコロナショックでS&P500は2020年3月には、前月比で30%も下落しました。しかしながらその後1~2ヵ月ほどでほとんど持ち直したようです。
誰もがこの短い期間でここまで暴落するとは思ってはいなかったのでしょう。投資家たちの中には、急激に株価が暴落したことから慌てて損切りをしてしまった方もいます。
このようにインデックス投資において、慌てて行動することは自分の首を絞めることになるのです。
成功の秘訣はひたすら待つこと
成功するためにはひたすら待つことが重要です。
理由としては、インデックスファンドはパッシブ(受け身)の運用形態だからです。
今回のコロナショックのように、市場全体に悪影響を及ぼすリスクはあるものの、焦ってファンドを変更したり、追加購入したりするとさらに悪化する可能性もあります。
リーマンショックやチャイナショックなど市場全体に影響を及ぼした出来事でも、数年以内にもとの景気水準まで回復しています。パッシブ運用は少なくとも4~5年という長いスパンで効果が出てくるのを忘れないようにしましょう。
暴落と回復の経験が大事!?
何事もアウトプットや経験が大事というように、知識のインプットだけでは力不足です。
今回のコロナショックを見て学べることは、「安く買い、高く売るタイミング」はあったかどうかを見極めることが大事です。
リーマンやチャイナなどの〇〇ショックでも同様に短期間のうちに10%~30%下落していますが、長い期間で持ち直しています。
成功させる秘訣はやはり失敗と成功の積み重ねによる経験です。今回のような〇〇ショックに冷静に対処できるかどうかが、成功するか失敗するかの分かれ目になってくるでしょう。
長期的視点に立つと信託報酬が響いてくる
ちょっと現実的な話です。
上記に記載したように、インデックス投資は長期で運用していくことが前提となります。長期で運用する場合、そのランニングコスト(運用していくことでかかるコスト)も計算に入れなければなりません。
例えば、1か月100円でも、10年で12,000円です。20年なら24,000円。運用している資産の多寡に応じて請求されるのが信託報酬です。これは塵も積もれば、で、長期投資であればランニングコストとして響いてきます。
まとめ
今回はインデックス投信を成功させるためにはどうすればいいのか。現在の状況もふまえてお話させていただきました。コロナショックでどのように運用していけばいいか、悩んでいる投資家の人達も多いとは思いますが、冷静に対処することで道を切り開いていくことが出来ますよ。