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初心者向けにインデックス投資の始め方を解説します
長期気な資産運用として最近注目を浴びている「インデックス投資」ですが、実際にどうやって始めればいいのか悩んでいる人も多いはず。
以前はインデックス投資を行う際の秘訣について解説しました。今回は初心者向けにわかりやすく、インデックス投資の始め方を解説します。超簡単です!
インデックスを選ぶ
初めに重要なのがこの「インデックス選び」です。
インデックス投資とは、ある特定のインデックスと連動することを目指すファンドのことです。まずはどのインデックスと連動させた資産運用にしたいのか、ということを決めましょう。インデックス投資は長期投資が普通ですから、最初のインデックス選びが重要です。
どのインデックスを選ぶかによって投資のリターンが変わってきます。
インデックス投資信託の場合は、自分の資産をどのように分散するかが重要です。
インデックスの主な分類としては以下があげられます。
・資産別 : 株式、債券、不動産など
・地域別 :アメリカ、ヨーロッパ、アジア、全世界など
・国別 : 先進国、新興国、個別国(日本、アメリカ、中国など)
日本株式の代表的なインデックスとしては、日経平均株価やTOPIXなどが挙げられます。
ちなみに、インデックス投資をNISA口座で行う方も多いかとおもいます。NISAとは少額非課税口座という制度で、投資利益が一定の条件で非課税になる制度です。
商品を選ぶ
次に商品を選定します。
主に見るポイントとしては、商品の種類、コスト、流動性の有無、分配金、最低投資額などです。
商品の種類
商品の種類としては、大きく分けて、非上場の投資信託なのか、上場のETFがあります。
ETFとはExchange Traded Fundsの略で、ETFそれ自体が上場しています。本記事で詳細のご説明は割愛しますが、ETFならではのメリットもたくさんあります。
コスト
コストは3種類のタイミングでかかってきます。購入時、保有時、売却時です。
購入した際にかかるコストは購入する手数料、保有時は信託報酬、売却時は税金や手数料を計算にいれます。(税金は税法で決まっていますので、ファンドによって違いはありません)
一番に注目すべきは信託報酬です。
信託報酬とは運用してもらう人(ファンドマネージャー)に払う運用費みたいなもので、安ければ安いほど良いです。基本的にインデックス投資は長期で運用しますから、微々たる違いに見えても、5年10年と経つと大きな金額となります。いわばランニングコストですね。
流動性の有無
流動性の有無としては、総資産額の大きさや売買の規模などが挙げられます。大きいものを選ぶようにしましょう。
売りたいときに売れる、というのが最も大事ですから、流動性は高いに越したことはありません。
(経済学的に最も流動性の高い資産と言われているのが現金です。あとは金も流動性が高いですね。逆に不動産は流動性が低い部類の資産です。)
また、流動性とは少しずれますが、ファンドの総資産額があまりにも小さいと、ファンドがある日突然、解散!なんてこともあります。せっかく計画立てていたのに・・・ということになってしまいますし、インデックス投資の最大のメリット【複利効果】を発揮できずに終わってしまいます。
分配金
分配金も要注意です。ファンドを運用して出た利益をそのまま再投資するファンドもあれば、出た利益を分配金として投資家に支払うファンドもあります。前者は複利効果を得られますが利益確定はできません。後者は複利効果は得られませんが、分配金が支払われた時点で一部利益確定が出来ます。
どちらがいい、ということではなく、ご自身がどちらが自分に合っているかを考えて判断しましょう。
最低投資額
言わずもがなですが、投資に回せる資金は人それぞれ異なります。100円から投資に回せるファンドもありますから、ご自身の資金に合わせて、その資金状況にあったファンドを選びましょう。つまり、自己資金よりも最低投資額が上回っていれば投資は当然できません。
購入する
購入の仕方は販売会社を通して行います。
主な販売会社としては、ネット証券会社(SBI証券、マネックス)や証券会社(野村証券、大和証券)、ネット銀行や一般の銀行などさまざまな場所で取引が可能です。
ここで重要なのが先に商品を決めることです。先に販売会社を決めてしまうとその時点で投資対象が限られてしまいます。
また、それぞれの販売会社によって手数料やサポート体制が異なるので念入りに下調べを行いましょう。
どこで買おうと、ファンドが一緒であれば、手数料やサポート体制を比較して決めればよいかと思います。
あくまで経験則ですが、ネット系はサポート体制は大手証券会社などと比較すると充実していない分、手数料などが安いです。
ご自身で調査して、購入して、ということが出来るのであればネット系のほうがおすすめです。
担当をつけてもらって、じっくり一緒に考えたい!という方は大手証券会社などが良いかと思います。
まとめ
今回はインデックス投資の始め方をそれぞれのステップごとに紹介しました。一番重要なのがインデックス選びです。自分の資産をどのように分散投資していくかを決めることで成功できる可能性が高まるでしょう。