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インデックス投資 日興・インデックスファンド225とインデックスファンド225(日本株式)DDCの違いについて解説
今回の記事では日興アセットマネジメントが運用する大人気ファンドのインデックスファンド225とインデックスファンド225(日本株式)通称DDCの違いについて見ていきます。
具体的には、
• 両ファンドの特徴
• 純資産総額とコストを比較
• どちらの方が人気なのか
の順番で解説していきます。
インデックス投資 インデックスファンド225とDDCの特徴
インデックスファンド225は1998年から20年以上運用をしている大人気ファンドです。一方、DDCは3年後の2001年から運用を開始しました。
また、両ファンドの指針としては日経平均株価に連動させることを目標とし、バーラ日本株式モデルに従い、全上場株のうち200銘柄以上に分散投資を行います。日経平均株価は東証一部に上場している2000社のうち225社を日本経済新聞社が選び指数化したものです。
どちらのファンドも同じマザーファンドを通して投資をしているため、組み入れ銘柄は同じになります。
(日興 インデックスファンド225 目論見書)
インデックス投資 純資産総額や手数料を比較
続いて、純資産総額と実質手数料について比較していきます。
まずは純資産総額についてですが、インデックスファンド225は運用期間が長いこともあり2000億円と、日経平均株価に連動するインデックスファンド全体の中で一番多い額を運用しています。2001年から2002年にかけて、急激に純資産総額が増えたため、DDCの運用が開始されたと思われます。
そのDDCの純資産総額は130億円となっています。
純資産総額の安心できる額は100億円と言われており、これを下回ると運用方針通りの株を買えなかったり、繰り上げ償還のリスクもあります。
繰り上げ償還のなにが投資家にとってデメリットか、というと、自身の想定している投資計画が狂うから、です。インデックス投資は長期で運用することが一般的であるといわれており、例えば10年間積み立てでも、一括でも特定のインデックスに投資したのに、そのファンドが5年で解散してしまったら(繰り上げ償還してしまったら)残り5年間分の複利効果が得られず、利益確定してしまうわけです。
今回についてはどちらも純資産総額は安心そうですね。
次は手数料について見ていきます。
インデックスファンド225の実質手数料は0.57%と、純資産総額が多い割にはかなり高めだと言えます。
それに対し、DDC2019年は0.67%でしたが、低コスト競争が激化する中で2020年に0.25%と大幅なコストダウンを発表しました。
インデックス投資 インデックスファンド225とDDCの人気を比較
下の二つのグラフは2016年~2020年までの月毎の資金流出入額を表したグラフです。資金流出入グラフを見ることにより、今の人気が分かります。
インデックスファンド225の場合は、上下を繰り返しながらも微妙に減少傾向にあることが
分かります。原因は明らかに手数料の高さにあります。
それに対し、DDCも上下を繰り返しながら微増傾向にあることが分かります。2020年3月に大幅な手数料の削減を発表したこともあり、流入額が増えましたがコロナの影響やもっと安いファンドがたくさんあるため一時的に留まりました。
・インデックスファンド225
・DDC(インデックスファンド225日本株式)
まとめ|総評
純資産総額が増えれば本来は手数料が引き下げられるはずですが、インデックスファンド225は同類ファンドの中で一番多いにもかかわらず、手数料が高すぎます。
純資産総額は100億円程度あれば、十分に信用できるので日経平均に投資するにしても、iFreeやeMaxisSlimをオススメします。
既に、インデックスファンド225やDDCで運用されている方は乗り換えをオススメします。